海峡の瓦そば

　とくに知的好奇心が刺激されるということもなく、お気楽に読める本。
　波田煌子（なみだ　きらこ）は専門知識がないのに、類い希な直感力によって、伝説のサイコセラピストとなり、難事件を次々に解決する心理分析担当捜査官（プロファイラー）となり、さらに学習塾の事務職員として生徒の心の謎を解き明かしていく・・・本当に、「直感」で「真実」に辿り着いているので、彼女の推理が論理的に正しいかどうかは、全く問題にならないのです。