金曜日, 5月 26, 2006
キングズブリッジ大聖堂にまつわる物語
12世紀のイギリス。王位継承戦争を時代背景とし、大聖堂に取り憑かれた男達、大工のトムと神父のフィリップによるキングズブリッジ大聖堂建築へかける執念を物語の骨格としながら、さらに、アリエナ、リチャード姉弟の波瀾万丈の人生、悪役ウィリアム等の徹底した悪さ、さらに、昔の聖職者たちの悪事も暴かれていく。
・・・というように、いろいろな物語が組み合わさって、交響曲のように、物語が響きあう。
当時の時代の野蛮さと文化的雰囲気が混じり合う空気もわかるし、純粋で誠実なフィリップ、生命力旺盛なアリエナ、とことん野蛮なウィリアムの3人に代表されるような、濃いい登場人物。
1冊で、いくつもの味が楽しめる、お買い得な小説だと思います。
ラベル: ヨーロッパ史




