金曜日, 9月 22, 2006

 

大塩平八郎の乱

杖下に死す

 お庭番の家系に生まれ、浪人しているのか隠密に利用されているのか自分でもわからないという剣客が、大坂で大塩平八郎の息子(婿養子)と友人になり、友情のために、大坂の不穏な動きを探り出す。
 欲のかたまりのような商人、腐敗した与力からはじまって、幕閣の派閥争い、薩摩の密貿易、果ては明治維新につながるような思想の種子(尊皇思想)まで出てきて、闇は深く、複雑になっていく。
 他方、大塩平八郎についても、門下の弟子の誰が裏切り者なのか、うさんくさい門下生が出てきて興味をつなぐ。
 そして、クライマックスは大塩平八郎の乱。

 切なくも爽やかな歴史物語。

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